安芸 鈴尾城



お城のデータ
所在地 広島県安芸高田市吉田町福原
遺 構 曲輪、空堀、石垣、土塁、井戸
形 式 山城 築城者: 福原広世 築城年代: 永徳元年


見 ど こ ろ
 鈴尾城(別名 福原城)は、毛利元就誕生の城との伝承がある城だ。福原氏8代広俊の娘が毛利弘元室となり毛利元就を産んだのだ。登城口にも、また山腹にある居館跡にも「元就誕生の地」の石碑が建てられてる。

 鈴尾城は、半島状の丘陵の先端部に築かれ、空堀によって背後の尾根筋から遮断されている。丘陵の山頂部に主郭曲輪群があり、支尾根上に階段式に曲輪が並び、東側山腹に居館が配置されている。

 現在、山頂の主郭は綺麗に整備されていて、ここから桂城・星ヶ城・川本城・宮の城琴崎城天神山城、そして郡山城と吉田盆地にある毛利一族・家臣団の城を一望に見ることができる。毛利ファンには堪えられないお薦めスッポトだ。


歴     史
 鈴尾城(別名 福原城)は、永徳元年に福原広世によって築かれた。福原氏は、関東評定衆長井氏の一族で、6代広世は毛利元春の五男で長井氏に養子に入り、永禄元年に元春より内部荘福原村を譲られ、城を築き姓を福原に改めた。

13代広俊の時、慶長5年の関ヶ原の敗戦で主家毛利氏が防長への転封に従い福原氏も防長(吉敷、後に宇部)へと移り、城は廃城となった。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR芸備線吉田口駅、JR山陽本線広島駅〜バス/川本
 車 : 中国道高田IC〜県道6号線〜国道54号線
駐車場: 登城口前の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
毛利元就誕生の城との伝承があるお城

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