遠江 高橋城


お城のデータ
所在地 静岡県御前崎市新野字天ヶ谷
遺 構 曲輪、土塁、堀切、横堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 主郭西側の土塁 )
 高橋城は、「天ヶ谷の城平」とも呼ばれ、新野地区と高橋地区(菊川市)の境に位置する新野川右岸にそって南北に伸びる牧之原台地の支尾根に築かれている。

 高橋城は、北と南の二つの曲輪から成る。北の曲輪は周囲に土塁の遺構が残り、北側には堀切を伴う帯曲輪が付属し、西側の斜面には横堀が掘られている。

 二重の堀切を隔てて三角形をした南の曲輪があるある。北の曲輪の南側には虎口の遺構が良く残っている。虎口の外側から続く尾根筋にも二重の堀切などの遺構を見ることができる。横堀や二重の堀切を多用する縄張りは、八幡平城舟ヶ谷城と共通したもので、武田氏が修築したものとされている。


歴     史
( 二の曲輪虎口と土塁 )
 高橋城は、築城年代や築城者などについては定かでないが、天文14年に書かれた今川義元の手紙にこの地の地頭高橋左近将監の名があることから、この城が高橋氏の城と考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線菊川駅〜バス/新野
 車 : 東名菊川IC〜県道37号線
駐車場: 高橋城の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
新野川右岸の丘陵に築かれた二重の堀切を多用したお城。

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