豊前 時枝城


お城のデータ
所在地 大分県宇佐市下時枝
遺 構 曲輪、堀跡
形 式 平城 築城者: 時枝惟光 築城年代: 応永年間


見 ど こ ろ
 時枝城は、県道656号線と県道629号線の交差点脇にある空き地に立派な「時枝城趾」の石碑が建てられている。「県道629号線が城跡を分断しているが堀が残っている」と資料には記載されいたので、城趾周辺を探索する。

 県道629号線は、確かに東西両方向から石碑のある交差点に向けて一段高くなっていて、城の輪郭をたどったような気はするが現存する堀は確認できなかった。


歴     史
 時枝城は、応永年間に時枝惟光によって築城され、以後時枝氏代々の居城となった。天正8年頃、時枝鎮継は毛利氏に通じ、大友氏に反旗を翻して大友方の赤尾氏を光岡城に滅ぼすなど反大友氏の旗頭であった。

 天正13年、時枝鎮継は大友方の高家城主中島統次に攻められ落城、鎮継は毛利氏を頼って周防へと落ち延びた。時枝鎮継は、天正17年には中津城主黒田如水・長政父子の援軍を得て中島統次を攻め滅ぼした。、


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線宇佐駅〜バス/糸口幼稚園前
 車 : 東九州道宇佐IC〜国道10号線/猿渡〜県道656号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
立派な石碑が建てられているが、遺構はほとんど消滅してしまったお城。

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