豊前 時枝陣屋


お城のデータ
所在地 大分県宇佐市下時枝
遺 構 曲輪、土塁、石垣
形 式 陣屋 築城者: 小笠原長宥 築城年代: 元禄12年


見 ど こ ろ
 時枝陣屋は、芝原善光寺の門前一帯が陣屋があった場所だ。県道656号線と県道629号線の交差点(交差点南側に時枝城趾の石碑がある)北側、Y字型の交差点右に「時枝陣屋」の小さな石碑が建てられている。

 この石碑脇の石垣は、陣屋の石垣であろうとは思うが確証はない。また、芝原善光寺へ至る旧道右側に土塁の一部が残っていた。


歴     史
 時枝陣屋は、元禄12年に旗本小笠原長宥によって築かれた采地陣屋である。

 天正11年、中津城主小笠原長胤は家中不取締りにより改易となり、改めて長胤の弟長円が半地4万石で中津城主となった。この時、長円の弟長宥は5千石を得て分家し旗本となった。

 本家小笠原長円の家系は、享保元年に継嗣なく断絶したが、名跡を小笠原長興が継いで播磨安志1万石を領した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線宇佐駅〜バス/善光寺
 車 : 宇佐別府道路宇佐IC〜国道10号線/猿渡〜県道656号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
芝原善光寺の門前に僅かに遺構が残っている旗本の陣屋。

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