河内 富田林寺内町


お城のデータ
所在地 大阪府富田林市富田林町
遺 構 町屋遺構
形 式 寺内町 築城者: 興正寺証秀 築城年代: 永禄元年


見 ど こ ろ
( 興正寺別院表門 )
 富田林寺内町は、石川左岸の河岸段丘上に構築されている。中心部に富田林御坊興正寺別院があり、この御坊を中心に七筋八町の町割りとなっている。

 往時は、街の周囲には土塁が構築され、4ヶ所に門が構えられていたとか。現在は周囲の土塁はないが、近世には河内の在郷町として栄えた町屋遺構・町並みが良く保存されている。

 別院の表門は、かつて伏見城にあった城門の一つで、京都興正寺に廃城を移築され、寛政年間に富田林の別院へと移築されたと云われている。 


歴     史
( 旧杉山家住宅 )
 富田林寺内町は、永禄元年頃に興正寺証秀によって興正寺別院を中心に開発された。興正寺は、元々京都山科にあったが天文元年に焼失したあと蓮秀が天満別院を本寺とした。蓮秀の子証秀が建立した興正寺は富田林の別院とされた。

 永禄4年に高屋城の三好康長より大坂寺内町と同じ都市特権を与えられ、翌年には守護畠山高政から大坂並みの特権を得ている。元亀元年には織田信長から朱印状を得て寺内町を維持された。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄長野線富田林西口駅〜徒歩約10分
 車 : 南阪奈道羽曳野IC〜国道170号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
一向宗興正寺別院を中心として栄えた寺内町。

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