長門 豊浦陣屋


お城のデータ
所在地 山口県下関市長府惣社町
遺 構 居館
形 式 陣屋 築城者: 毛利元敏 築城年代: 明治3年


見 ど こ ろ
 現在の長府毛利邸は、明治36年に毛利元敏は長府に戻り、旧豊浦陣屋の地に屋敷を建てたのものだ。

 豊浦陣屋は、現在は長府中学校となっている丘陵を背後に背負い、南側を流れる壇具川を天然の堀として築かれていた。豊浦陣屋を屋敷地として建てられた毛利邸も構造は陣屋の遺構を踏襲したものだ。

 表門へ至る坂道は、左右から石垣が迫り、挟間こそないが石垣上の土塀は更に圧迫感を与えてている。正門を入ると正面に上段の曲輪の石垣が正面を遮る。「屋敷」と呼ばれていいるが、城郭そのものだ。


歴     史
 豊浦陣屋は、明治2年に毛利元敏によって築かれた。長府藩は、幕末の元治元年に勝山御殿を築いてそれまで櫛崎城に隣接して長府陣屋(現豊浦高校敷地)から藩庁を移した。

 明治3年、毛利元敏は居館を長府惣社の地に移し、豊浦藩と改称した長府藩の藩庁は、勝山御殿と豊浦陣屋と併用する形となったが、明治4年の廃藩置県により山口県に併合され、陣屋は廃された。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線長府駅〜バス/城下町長府
 車 : 中国道下関IC〜国道9号線
駐車場: 長府毛利氏邸付近の有料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
明治に建てられた毛利邸は陣屋の遺構を継承ているようだ・・・。

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