三河 牛久保城


お城のデータ
所在地 愛知県豊川市牛久保町字城跡
遺 構 なし
形 式 平城 築城者: 牧野成勝 築城年代: 享禄2年


見 ど こ ろ
 牛久保城は、扇状地の先端部に築かれた城。現在は、JR飯田線牛久保駅東側の踏切側にある小公園に石碑と案内板があるだけだ。城の縄張りは、案内板によると『北には二重の堀をめぐらせ曲輪を配し、城を取り囲むように武家の屋敷が配置され、その北に町人の家がが通りに面して連なり、更に周辺に寺院を置いて外敵に備えていた』とか。 


歴     史
 牛久保城は、享禄2年に一色城主牧野成勝が築城した。永禄3年の桶狭間の戦い後の今川・松平(徳川)氏は、三河覇権を巡って攻防を繰り返し、今橋城と共に今川氏の三河防衛拠点となっていた。

 永禄9年、徳川方となった牧野康成が城主となったが、天正18年に家康の関東移封に従って上野大胡へと移り、代わって吉田城主となった池田輝政の家臣荒尾成久が城主となった。慶長5年の関ヶ原の役後、池田輝政は播磨姫路に移り、牛久保は天領となり城内に代官所が置かれ、その後元禄13年に廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線牛久保駅〜徒歩約3分
 車 : 東名豊川IC〜国道151号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
牧野氏初期の発展の拠点となったお城。

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