伊勢 矢田城


お城のデータ
所在地 三重県桑名市矢田字城山
遺 構 曲輪
形 式 平山城 築城者: 矢田俊元 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 矢田城は、員弁川北岸の小高い台地が川に突き出すようななった地形の先端部に築かれている。現在、走井山公園と勧学寺の境内となっていて、ここからの眺望とてもよく、北側を除く三方が手に取るように見渡せるなかなかの要衝であっただろう。

 城の遺構は、明確に残っていないが、公園と勧学寺の地形は、それぞれ曲輪跡であっただろうと、容易に想像することができる。特に南側に向かっては崖となっていて、なかなかの要害の地でもあった。 


歴     史
 矢田城は、室町時代に毛利氏の家臣山内俊行の子俊元が、国司北畠氏に属してこの地に築城して矢田俊元と称した。

 永禄年間、織田信長の伊勢侵攻の際に落城。天正2年に滝川一益が長島城主となると、矢田城に杉山左衛門・野呂孫右衛門を守将に命じている。

 天正11年、羽柴秀吉が滝川一益を北伊勢に追った時に矢田城も落城した。その後、元和年間に桑名城主松平定綱が矢田城跡に勧学寺を建立した。


お城へのアクセス
鉄 道: 三岐鉄道北勢線馬道駅〜徒歩5分
 車 : 東名阪道桑名IC〜県道63号線〜県道504号線〜市道
駐車場: 走井山公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
公園のいたるところに曲輪跡を思わせるところが残っているお城。

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