周防 山口城


お城のデータ
所在地 山口県山口市滝町
遺 構 曲輪、表門、堀
形 式 居館 築城者: 毛利敬親 築城年代: 元治元年


見 ど こ ろ
 山口城は、現在の山口県庁の敷地に築かれていた 山口城は、長州藩ではあくまでも「山口屋形」であったが、藩外からは「山口城」と呼ばれていた。

 それまでの毛利氏の居城萩城と比べるまでもないが、居館造りであったが、背後に高嶺城のある高嶺、前には堀を廻らした構えは、十分に「城」と云えるだろう。現在、城の遺構としては表門(脇門付薬医門形式)と堀の一部が残っている。


歴     史
 山口城は、幕末の元治元年に毛利敬親によって築かれた。文久3年、敬親は萩城から山口(中河原の御茶屋)に入り、幕府に山口移住と新館の造営を正式に申請書を提出した。

 元治元年、第一次長州征伐にて幕府に恭順の意を示し、完成したばかりの山口城を一部破却して、毛利敬親・元徳父子は萩へ退いた。

 慶応元年、毛利敬親は再び山口へ移り、翌年には修理が終わった新館へ居所を移した。この年始まった第二次長州征伐では、山口城は防長2州の政治・軍事の拠点として機能した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山口線山口駅〜バス/県庁前
 車 : 中国道山口IC〜国道262号線〜国道9号線/県庁前
駐車場: 山口県庁の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
明治維新の拠点となった毛利氏幕末の居城。

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