周防 山口御茶屋


お城のデータ
所在地 山口県山口市中河原町
遺 構 なし。
形 式 御殿・代官所 築城者: 長州藩 築城年代: 慶長17年


見 ど こ ろ
 山口御茶屋は、江戸時代を通じて宰判勘場(町奉行)が併設され、長州藩内に設けられた御茶屋の中も三田尻御茶屋と共にもっとも重要な御茶屋であった。 

 御茶屋の場所は、大内氏時代に重臣陶氏の屋敷があった場所に建てられていたとか。現在の旧県立図書館敷地や公園となっている一帯で、赤煉瓦の旧図書館書庫が「クリエイティブ・スペース赤レンガれんが」となって残っている。公園内には御茶屋の案内板や藩校「周防明倫館」の石碑が立てられていた。


歴     史
 長州藩は、藩内統治のため周防で9区・長門で8区の行政区に分け宰判勘場(代官所)を設置した。山口宰判勘場は、慶長17年に山口に町奉行所と宰判勘場(代官)が設置され、御茶屋は元禄以前にはすでに設置されいた。

 文久3年、攘夷に備えるためと称して藩主毛利敬親は藩庁を萩城から山口御茶屋と移り、幕府に山口移住と新館の造営を正式に申請書を提出した。元治元年に山口城(山口御屋形)が落成するまで、御茶屋に政事堂を置いて藩政を行った。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山口線山口駅〜徒歩約15分
 車 : 中国道山口IC〜県道21号線〜県道204号線
駐車場: 県立山口図書館の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
山口城落成まで政事堂が置かれ藩主居城ともなった御茶屋。

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