大和 高山城


お城のデータ
所在地 奈良県生駒市高山町庄田字城茶屋
遺 構 曲輪、土塁、土橋
形 式 山城 築城者: 高山氏 築城年代: 室町時代


見 ど こ ろ
 高山城は、道路地図にも「高山城址」と記載されているにも関わらず、現地を訪れてみると、城の場所はおおよそ特定できるが、道標ひとつ立てられていない。

 登城口から約10分ほどで土塁を伴う小郭があり、この曲輪からから北に進むと貯水場のある曲輪、更にその北側に2つの曲輪があり、上の曲輪が主郭だ。主郭北面には高さ1m程の土塁が残っている。主郭から西南に残る土橋を渡った所にも曲輪があり、この曲輪には九頭竜神が祀られている。ここでやっと「高山城」の案内板を発見して、ここが高山城であることが確認できた。 


歴     史
 高山城は、室町時代に奈良興福寺一乗院方衆徒高山(鷹山)氏によって築かれた。この城の歴史はあまり詳しく伝わっていないが、城主高山氏は応仁の乱から戦国時代には越智・古市氏に属している。

 天文13年、筒井氏の柳生城攻めには筒井氏に従って参陣しているが、後の筒井城主筒井順慶と信貴山城主松永久秀の抗争では松永氏に従っている。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄奈良線富雄駅〜バス/西庄田
 車 : 第二阪奈道路中町IC〜県道7号線/西庄田〜市道
駐車場: なし


ひとくち MEMO
地図にも記載されているが、登城口への道しるべすらないお城。
  • 高山城の登城口
    城へは、県道7号線を北上して、大北地区にある「高山竹林園」の先の交差点を右折。300m程直進して西庄田のバス停から川に沿って北(左折)に進み、九頭神地区公民館(道の右手)から2つ目の小さな橋を西に渡って、民家の右手の山道を登る。

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