常陸 栗崎城


お城のデータ
所在地 茨城県つくば市吉沼字坂本
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 原 氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 本堂西側の土塁 )
 吉沼地区には、小貝川と西谷田川とに挟まれ南北に細長く伸びた台地上にあり、ここに原氏に関わる小規模な5つの城館群が築かれている。

 栗崎城は、坂本地区にある正福寺境内一帯に築かれていた。吉沼の台地北先端部を利用して築かれ、台地続きの南側を除く三方を湿地帯に囲まれた要害の地であった。城の縄張りは、正福寺本堂辺りが主郭で、寺の山門と墓地となっている一帯が二の曲輪であった推定され、本堂西側から南側にかけて土塁が残り、西側斜面には横堀の遺構が残っていた。


歴     史
 栗崎城は、築城年代は定かでないが豊田城主豊田氏一族の原氏によって築かれた。天文4年に下妻城主多賀谷重政に攻められ落城して城主原外記父子は討死したと伝えられている。正福寺は天文12年に重政の子政経が建立している。


お城へのアクセス
鉄 道: つくばエクスプレス 研究学園駅〜バス/吉沼四ツ角
 車 : 圏央道常総IC〜国道294号線〜県道56号線
駐車場: 正福寺の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
吉沼城館群の中で最も遺構が残っているお城。

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