摂津 尼崎城


お城のデータ
所在地 兵庫県尼崎市北城内
遺 構 復元天守、模擬城壁、模擬石垣
形 式 平城 築城者: 戸田氏鉄 築城年代: 元和3年


見 ど こ ろ
 阪神電車を降りて、尼崎城の外堀だった庄下川を渡った所に城址公園がある。ここに平成31年3月に四層の復元天守が完成して、それまでに城址公園として整備されていた石垣と城壁と併せて、城址らしい雰囲気がでてきた。

 もっとも、阪神工業地帯の真っ直中の尼崎、城が残っているはずがない。城址公園に連接する現在の成良(旧城内)中学校と明城(旧城内)学校一帯が本丸跡だ。本来の天守は、小学校付近に建てられいた。

 すぐ近くの桜井神社に天守の九曜紋(戸田氏の紋所)鬼瓦が本殿前に2枚ある。明城小学校南側の道路沿いに尼崎城趾の石碑と案内板があり、小学校の校庭内には尼崎城天守の模型がある。


歴     史
 尼崎城は、元和3年に戸田氏鉄が近江膳所より5万石で入城し、本丸に連立式四層天守を始めとする新城を築城した。

 寛永12年、稲葉氏鉄が美濃大垣に転封した後、青山幸成が遠江掛川から5万石を領して入封して四代続く。正徳元年に青山幸秀が信濃飯山に移り、遠江掛川から松平(桜井)忠喬が4万石で入封し、以後七代続き忠興の時に明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: 阪神電鉄本線尼崎駅〜徒歩約5分
 車 : 阪神高速神戸線尼崎東IC〜国号43号線
駐車場: なし(阪神尼崎駅地下の市営有料駐車場を利用)


ひとくち MEMO
工業地帯のど真ん中にあるお城。

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