筑後 堀切城


お城のデータ
所在地 福岡県みやま市瀬高町河内
遺 構 曲輪、堀
形 式 平城 築城者: 田尻親種 築城年代: 永禄3年


見 ど こ ろ
 堀切城は、堀切地区公民館から道路を隔てて東側、荒仁神社境内から南側の民家一帯に築かれていた。

 数戸の民家敷地を方形に囲繞するように堀の名残の用水路があり、ここが城の主郭部で、小規模な城であったとは想像が付く。主郭以外にどのような縄張りであったかはよく分からない。ただ、主郭部南側の道路沿いに「堀切寺屋敷跡」の石碑があり、この辺りも城域であったとも考えられる。


歴     史
 堀切城は、永禄3年頃に田尻親種によって築かれた。親種は天文17年に本城鷹尾城を築き、その支城として江浦城浜田城津留城と共に築かれた。

 天正10年に龍造寺政家が田尻氏を攻めた時の城代は大木宗繁であった。天正13年には島津氏が堀切城を攻め取り、肥前龍造寺・鍋島氏と旧田尻領の諸城をめぐり攻防を繰り返した。


お城へのアクセス
鉄 道: 西鉄天神大牟田線江の浦駅〜徒歩約15分
 車 : 九州道八女IC〜国道442号線〜国道209号線〜県道778号線
駐車場: 堀切公民館の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
龍造寺氏と島津氏が争奪戦を演じた城の一つ。

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