常陸 駒 城


お城のデータ
所在地 茨城県下妻市黒駒字奥内
遺 構 曲輪、土塁
形 式 平城 築城者: 中御門実寛 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
( 駒城の城石碑と案内板 )
 駒城は、別名駒館とも呼ばれ、鬼怒川左岸の微高地に築かれている。今でこそ周囲は畑地や住宅地となっているが、かつては三方が沼に囲まれた要害の地であったとか。

 駒城は、東西約120m×南北約153mの方形の居館形式の縄張りであったと推定され、現在は圃場整備されて城の遺構は殆ど失われてしまったが、北西角の部分が小公園として整備され土塁の一部が残され、城石碑と案内板が建てられている。


歴     史
 駒城は、南北朝時代に中御門実寛によって築かれた。暦応元年に南朝方の北畠親房は小田治久の小田城へ入り、これに呼応して実寛は関城大宝城と共に駒城の守りを固めた。暦応2年には北朝方の高師冬が駒城を攻めたが、守りが堅く落とすことができなかった。しかし、翌年には駒城は北朝方に攻め落とされ中御門実寛も捕らえられた。


お城へのアクセス
鉄 道: 関東鉄道常総線下妻駅〜タクシー約20分
 車 : 圏央道常総IC〜国道294号線〜県道15号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
南北朝時代に南朝方の拠点の一つとなったお城。

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