下総 栗橋城


お城のデータ
所在地 茨城県猿島郡五霞町元栗橋字上宿
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 野田氏 築城年代: 長禄年間


見 ど こ ろ
( 松本氏邸東側の空堀 )
 栗山城は、城山城とも呼ばれ権現堂川左岸の河岸段丘端を利用して築かれている。現在は、権現堂川の河川改修により西側半分が削り取られ消滅しているが、法宣寺境内〜南側の松本氏邸の敷地一帯には、土塁と空堀の遺構が良く残されている。

 栗山城は、発掘調査等により権現堂川を背後に東西約300m×南北約500mの規模を誇り、11の曲輪が堀によって区分けされた縄張りであったと推定され、松本氏邸は一番東側の外曲輪であった場所のようだ。


歴     史
 栗橋城は、長禄年間に野田氏によって築かれたとされている。野田氏は、古河公方足利氏の重臣で水海城関宿城などと共に古河城の支城を形成していた。永禄年間に城主野田景範は北条氏に降り、北条氏照の北関東進出の拠点となった。その後、豊臣秀吉の小田原征伐で北条氏が滅亡した後、栗橋城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 東武鉄道日光線南栗橋駅〜バス/元栗橋池成
 車 : 圏央道五霞IC〜国道4号線〜県道268号線
駐車場: 法宣寺の参拝者用無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
北条氏照が北関東への拠点として栗橋衆に守らせたお城。

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