大和 沢 城


お城のデータ
所在地 奈良県宇陀市榛原区沢
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 沢 氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 榛原町が町興しの一環として、高山右近ゆかりの城として整備している。沢城は、規模の小さな城だ。出丸がメインで木々が切り払われているため、土塁が確認できる。城からの眺めも、この出丸から伊那佐山を望めるだけだ。

 本丸・二の丸は、木々が生い茂り下草も自然まかせで、汗を滲ませながら登ってきただけに、ちょっと期待はずれであった。同じ整備をするなら、もう少し本腰を入れて貰いたいものだ。ちょっと中途半端な整備のような気がする。 


歴     史
( 現地案内板より )
 沢城の築城年代は定かではないが、興福寺領沢庄の荘官であった国人沢氏が築いた城である。沢氏は、伊勢の国司北畠氏の重臣であったが、永禄3年に信貴山城主松永久秀によって落城した。

 その後、キリシタン大名高山右近の父高山図書が城主となり城の修築を行った。高山右近は後に摂津高槻城主となっている。天正8年の織田信長が大和郡山城主筒井順慶に命じた大和城郭破却令により廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄大阪線榛原駅〜バス/母里南
 車 : 西名阪道針IC〜国道369号線/榛原〜県道31号線
駐車場: なし(登城口前に2台程度の駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
キリシタン大名高山右近ゆかりのお城。
  • 沢城の登城口
    麓の沢の集落の入口に『右近の碑』と沢城の案内板がある。城跡へは、『ダリヨ&ジュストの道』と称して道の角々に道案内標識があり迷うこと無く行ける。

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