越前 白崎陣屋


お城のデータ
所在地 福井県越前市白崎町
遺 構 曲輪、土塁
形 式 陣屋 築城者: 金森可英 築城年代: 宝暦9年


見 ど こ ろ
 白崎公園の東側(愛星保育園の南側)にある林が白崎陣屋だ。陣屋入り口には、立派な石碑と案内板が立てられている。

 陣屋は、石碑のある段と背後に陣屋御殿が設けられていた段と二段からなる縄張りとなっている。上段への虎口には土塁が残っていた。虎口前の湿地は、おそらく庭園の池の跡かと推察された。


歴     史
 白崎陣屋は、宝暦9年に金森可英によって築かれた。元和元年に飛騨高山城主金森重頼が家督相続した際、弟重勝に江馬氏の旧領高原郷3,000石を領内分知して居館(金森左京屋敷)を構えた。分家左京家は本家が羽前上山美濃郡上への転封に従って転地していた。

 宝暦8年、郡上宝暦騒動の責任を問われて本家金森頼錦は改易となった。幕府は金森氏の断絶を惜しみ、分家の左京家に金森氏の名跡継承を認めて越前に新知3,000石を与えた。金森左京家は、旗本に列して隔年に参勤交代を行う交代寄合となり、代々この地を領し11代近明の時に明治を迎えた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR北陸本線武生駅〜バス/白崎公園
 車 : 北陸道武生IC〜国道8号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
交代寄合金森氏の在所陣屋。

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