信濃 高島古城


お城のデータ
所在地 長野県諏訪市上諏訪桜ヶ丘
遺 構 なし
形 式 平山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 高島古城は、眼下に諏訪湖と諏訪の市街を一望できる茶臼山丘陵の南端(丁度上諏訪中学校・高島小学校の背後)に築かれた。

 現在は、主郭部が桜ヶ丘団地となっていて、二の曲輪は、小公園と茶臼山配水池が設けられていて、土塁や堀などの城の遺構は何も残っていなが、桜ヶ丘団地入口付近に城跡碑があり、団地と配水池との間に案内板が立てられていた。


歴     史
 高島古城は、築城年代や築城者は定かではないが、文明15年の上社の内訌により始まった下社との争いで高島古城は下社方に攻め落とされている。

 天文17年、武田信玄は小県上田原の合戦の敗北を機に、それまでの諏訪統治の拠点上原城から高島古城を修築して統治拠点を移した。天正10年に武田氏が滅亡、本能寺の変後に諏訪頼忠が城主となるが、天正12年には金子城へと移った。天正18年、諏訪頼忠は徳川家康の関東移封に上野総社へ移り、豊臣秀吉の将日根野高吉が城主となった。高吉は文禄6年に高島城を築いて移り、高島古城は廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR中央本線上諏訪駅〜バス/桜ヶ丘団地入口
 車 : 中央道諏訪IC〜国道20号線〜県道40号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
武田氏の諏訪統治の拠点となったお城。

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