備前 建部陣屋

お城のデータ
所在地：	岡山県岡山市北区建部町中田
遺　構：	陣屋門の一部
形　式：	陣屋	築城者：	池田長政	築城年代：	寛永6年

見　ど　こ　ろ

（ 陣屋跡の水田 ） 　建部陣屋は、建部駅から真東向かうと郵便局と変電所があり、変電所の北側に広がる水田とその北側の民家一帯に陣屋は築かれていた。 　水田の東側が旧街道に面した町家が建ち並ぶ陣屋町で、街道が鍵の手に折れ曲がり、古い町家と共に江戸時代の面影を残している。その一角にある民家に陣屋門の一部が移築され現存していた。

歴　　　　　史

（ 陣屋町の街道沿いにある民家 ） 　建部陣屋は、寛永9年に池田長政によって築かれた。建部池田家は、小牧長久手の合戦で犬山城代をつとめた池田恒興の家老森寺忠勝に嫡子なく、池田長吉(恒興三男)の次男長貞が忠勝の婿養子となり森寺氏を継いだが早世し、慶長11年に弟長政が森寺氏を継承した。 　元和3年に池田光政の因幡鳥取移封に際しては伯耆黒坂へと移り、寛永9年の光政の備前岡山移封に伴い備前建部14,000石を領して、代々この地を領し岡山藩家老職を務めた。

お城へのアクセス
鉄　道：	ＪＲ津山線建部駅〜徒歩約10分
車　：	山陽道岡山ＩＣ〜国道53号線〜県道211号線
駐車場：	なし

ひとくち ＭＥＭＯ

岡山藩六家老の一つ、森寺池田家の陣屋。

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