播磨 小林八幡神社付城

お城のデータ
所在地：	兵庫県三木市別所町小林
遺　構：	曲輪、土塁
形　式：	陣城	築城者：	織田信忠	築城年代：	天正7年

見　ど　こ　ろ

（ 主郭西側の虎口と土塁 ） 　小林八幡神社付城は、東西に細長く伸びる丘陵の先端部を利用して築かれている。現在は小林八幡神社境内となっているが、残念なことに主郭部の大半が市道建設によって消滅している。 　付城の縄張りは、丘陵先端部の西側から二の曲輪・主郭・三の曲輪(神社本殿が建つ一帯)・四の曲輪と連郭式に曲輪が配置され、三・四の曲輪には土塁の遺構がよく残っている。消滅した主郭は、西側の土塁と虎口の遺構が辛うじて残っていた。

歴　　　　　史

（ 四の曲輪南東隅の土塁 ） 　天正6年3月に三木城主別所長治の離反によって三木合戦が始まる。天正6年7月に織田信忠を総大将とする織田勢は別所方の神吉城・志方城を落とし、三木城攻略の付城の築城が開始する。 　こうして火蓋が切られた三木合戦は、伊丹有岡城主荒木村重の離反もあり織田方が容易に三木城を落とす事が出来ず、天正7年に信忠が再度派遣されて新たに付城6ヶ所を築く。この時に小林八幡神社付城は築かれた。

お城へのアクセス
鉄　道：	神戸電鉄三木駅〜バス／小林
車　：	山陽道三木小野ＩＣ〜国道175号線〜県道513号線
駐車場：	小林八幡神社前の無料駐車場を利用

ひとくち ＭＥＭＯ

主郭部が消滅してしまっった付城。

小林八幡神社付城の縄張図（現地案内板より）

兵庫県のお城 一覧表へ	トップページへ	三木市のHPへ

近畿のお城

｜滋賀県｜京都府｜大阪府｜兵庫県｜奈良県｜和歌山県｜