越後 与板陣屋


お城のデータ
所在地 新潟県長岡市与板町与板長丁
遺 構 移築門、復元門
形 式 陣屋 築城者: 牧野忠成 築城年代: 寛永11年


見 ど こ ろ
( 大手門 本願寺新潟別院 )
 与板は、与板城と本与板城との間に南北に細長い城下町を形成している。その中央部、西側丘陵の麓(現在のふれあい交流センター敷地)に陣屋がある。

 市街地となり陣屋を取り囲む堀は埋められ、道路と宅地となっているが、ふれあいセンターには冠木門と板張りの塀が復元されて、往事の姿を彷彿させてくれる。尚、城下にある恩行寺と本願寺越後別院に移築門が残されている。


歴     史
( 切手門 恩行寺 )
 与板陣屋は、寛永11年に長岡城主牧野忠成の次男康成が1万石を分知され、与板城の麓に陣屋を構えた。元禄15年、3代康重は信濃小諸へと移り、与板領は天領となった。

 宝永2年、井伊直矩が2万石を領して入封する。与板井伊氏は、彦根初代井伊直政の嫡男井伊直勝が家康の命により家督を弟直孝に譲り別家した家。与板井伊6代直朗が若年寄としての功により、文化元年に城主格となり、陣屋を「城」へと改めた。 

 幕末の北越戊辰戦争では新政府にいち早く恭順して、奥羽越同盟に与した長岡城攻防戦に参戦し、この戦いの中で与板城(陣屋)は炎上している。


お城へのアクセス
鉄 道: JR上越新幹線・信越本線長岡駅〜バス/北新町
 車 : 関越道長岡IC〜国道8号線〜県道69号線〜国道403号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
与板井伊家10代の居城(陣屋)。
  • 与板陣屋門の移築先
    本願寺越後別院 大手門 新潟県長岡市与板町与板乙4356
    恩行寺 切手門 新潟県長岡市与板町与板721

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