丹波 周山城 西の城


お城のデータ
所在地 京都府京都市右京区京北周山町
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 明智光秀 築城年代: 天正8年


見 ど こ ろ
( 北の曲輪西虎口と土塁 )
 周山城西の城は、周山城から西尾根に施された二条の堀切を経て二つ目のピークに築かれている。石垣を多用した東の周山城とは対照的に陣城的な要素もある西の城は「土の城」とも呼ばれている。

 西の城の縄張りは、南北に伸びる尾根に北の曲輪・中の曲輪・南の曲輪と大きく三つの曲輪群がある縄張りとなっている。北の曲輪群が一番高所に位置し、方形の二段に分かれた曲輪群で、南北それぞれに外枡形虎口と土塁の遺構が良く残っていた。 


歴     史
( 中の曲輪北側の土塁 )
 天正7年、明智光秀の丹波攻略により宇津城は開城、翌天正8年に宇津氏等の土豪の押さえとして、また京と若狭を結ぶ周山街道の押さえの城として築かれた。

 明智光秀は、丹波支配のための居城として亀山城を築き、福知山城に明智秀満、黒井城に斎藤利三、八上城に並河飛騨守、そしてこの周山城に明智光忠を配した。天正10年までは明智光忠が城主として居城、本能寺の変後明智氏滅亡と共に周山城は廃城となった。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線京都駅〜JRバス/周山
 車 : 名神高速京都南IC〜国道1号線/京都市内〜国道162号線
駐車場: なし。(京北支所隣のウッディ京北の駐車場を利用)


ひとくち MEMO
周山城から西尾根続きに独立して築かれた「土の城」。

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