筑前 若松城


お城のデータ
所在地 福岡県北九州市若松区本町1丁目
遺 構 なし。
形 式 海城 築城者: 慶長6年 築城年代: 黒田長政


見 ど こ ろ
( 洲口番所の石碑 )
 若松城は、洞海湾の入口に位置し、現在の若戸大橋が架かる付近の洞海湾の中にあった「中島」に築かれていた。

 明治14年に洞海湾修築の港湾工事の一環として、若松と戸畑の中間地点にあった「中島」は全面的削平され姿を消してしまった。

 元和元年の廃城後は、福岡藩の洲口番所が若松側に置かれ、渡し船の乗り場前の公園の一角に石碑と案内板が立てられていた。


歴     史
 若松城は、慶長6年に黒田長政によって築かれた。関ヶ原の戦功により豊前中津より筑前一国を拝領した長政は、本城福岡城の築城と併せて筑前六端城(若松城・黒崎城鷹取山城益富城松尾城麻底良城)を築き、領国支配と隣国への備えとした。

 若松城は、水軍城で城代には船手奉行の三宅家義が任じられ2,750石を領して、若松近辺および山鹿・芦屋の代官を兼ねた。しかし、元和元年の一国一城令により若松城は、他の支城共々廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR筑豊本線若松駅〜徒歩約15分
 車 : 北九州都市高速戸畑IC〜国道199号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
豊前への海上交通の抑えとして築かれた筑前六端城の一つ。

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