伊予 松山城


お城のデータ
所在地 愛媛県松山市丸之内
遺 構 天守、櫓、門、曲輪、石垣、堀
形 式 平山城 築城者: 加藤嘉明 築城年代: 慶長5年


見 ど こ ろ
 ともかく古風な城、そんな感じがする。 櫓や城壁が板張りなためなのか・・・。戦国の世の香りをそこかしこに漂わせている。

 勝山山頂にそびえる三層の天守はどっしりとした古武士を思い起こさせてくれる。この天守は安政元年に再建された、比較的新しい?天守なのだ。けれども大天守・小天守を始めとする天守曲輪は厳重な防備となっていて、見事!の一言につきる。

 山頂の本丸へは、ロープウエーもあるが、山麓の二の丸を見て、登城道を登ななければ、やっぱりこの城の良さを満喫したとは言えないだろう。

 汗をかいて登ったところに太鼓櫓と高石垣が「よくぞ来た」とばかりに出迎えてくれる。ついでに言うと、そこから筒井門にいたるが、この筒井門は加藤嘉明の築城時に建てられた門だ。 続櫓に隠れた「隠門」を見逃さないように・・・。


歴     史
 慶長5年、関ヶ原の戦功で伊予20万石を得た加藤嘉明は、それまでの伊予松前城を廃し、道後平野の勝山に築城した。

 寛永4年、嘉明は会津若松へ移封になり、入れ替わりに蒲生忠知が入封する。忠知は山麓に二の丸を築くが、世継ぎ無く断絶する。

 寛永12年、久松松平定行が15万石で伊勢桑名から入封する。以後14代定昭まで徳川親藩として代々居城した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR予讃本線松山駅〜徒歩10分
 車 : 松山道松山IC〜国道33号線
駐車場: 松山城周辺の有料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
連立形式の現存天守があるお城。

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